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Lambretta DL200 "Repair and Tune-Up"
2015
オリジナルコンディションを大く保ったDL200。数年前に再組み上げが行なわれた車両とのことです。
たいへん数少ない車種、かつ貴重なコンディションの1台。お越しいただく度、長々と見入ってしまいます1台です。。
今回は各部修理、トラブルシューティング、チューンナップのご依頼。
また、通勤の足としてもガンガン乗っていきたいと言う、オーナー様のご希望を聞かせていただきました上で
将来的に形にしたい完成系を見越した、強化等も行なっていきます。
この数ヶ月前にも、チェイン周りのトラブル等で修理を施しましたが、
その際から、この様に先を見据えたアプローチで作業を致しました。
今回メインとなるご依頼は、電気系のトラブル。
オリジナルコンディションの車両ですし、点火方式もオリジナルのポイント点火のままで修正していくのも
良い手段ではありますが
オーナー様も考え抜いた上、12VCDI化に構成変更する事となりました。
毎日の交通手段として快適に使え、ツーリングにも行くと言う実用的な仕様をお考えですので、
12VCDI化は適した強化だと言えます。
これまで抱えていた電気系トラブルの解消だけでなく、例えば通勤の際の安定した点火・始動性、
また夜間走行も多いそうですので、ライトも明るくなる等
走行性能のみならず、保安性も向上します。
CDIに関する仕様は、bgm製のHPステータープレート、bgm製CDIユニット、bgm製レギュレーターと言う、
今やおなじみの信頼のセットに
フライホイールは、bgm製軽量(2000g)ハイクオリティーフライホイールを使用しました。
各部確実な組み付け、配線のモデファイを行いながら適切な配線により、12VCDI点火仕様を構築します。
上死点出し、点火タイミング調整と言った必須事項も確実に行ないます。
マフラーもAF Rayspeed 42mmクラブマンサイレンサーへ交換したいとの事でしたので
マフラーの交換、各部フィッティングを行ないます。
点火系の強化をしますと、やはり吸排気系も…となりますもので
やはり早速、キャブレターの話題となっておりました。
キャブレターに関しましては、今後変更を視野に入れる事にしまして
ジェッティング、油面調整等のキャブレターセッティングはしっかりと行なわせていただきました。
点火系、マフラーの交換もしておりますし、また季節的にも変わり目でありましたので、
丁度良い時期だったのかもしれません。
その他交換時期でもありましたエアフィルターの交換なども行います。
サイレントブロックも目で見て寿命を大幅にオーバーしている状態でしたので、bgm製サイレントブロックに交換。
最終的にエンジン始動してから行なう調整事項、各部確認を行い
今回の作業は完了となりました。
こちらのオーナー様の様に、現状のトラブルシューティング的な意味合いのみならず、
先を見据えたアプローチを兼ねた修理・強化を施す方法も、とても有効的なやり方だと思います。
楽しみも膨らみますし、より直感的に今後の計画を描けるのではないでしょうか。
今後も楽しみな車両です。ありがとうございました。
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